靴職人

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旅に出る前に何軒も回って、お気に入りの靴をそれぞれに探した。

”この靴と共に旅をしよう”と決めて出発してからもうすぐ3年になろうとしていて、

移動の時はもちろん、雨の日も、山を登る時も、う◯こだらけの道も。。。

ほぼ毎日フル活用で、KENZOさんの足を守り続けてくれた靴が突如壊れた!!!

 

散歩途中だったので、一大事!ということで、道路の脇でよく見かける靴屋さんに行ってみました。

 

Contents

インドのプロフェッショナル!靴のことならどんとこい

 

普段は横目で見ながら通り過ぎるだけの靴屋のおじちゃんだけど、今日はあなたに用事がある!

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英語は伝わらないので、実物を見せてジェスチャーで「治して!」アピール。

少しの間靴を眺めながら考え、修理開始。

大胆に靴の切れ目をさらに広げて中身を出していくので、KENZOさんの眼差しも

「大丈夫かな・・・」と少々不安げ。

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そんな眼差しなど気にもとめずガシガシのり付けしていき、その後靴用の大きな針で縫っていく。

長年の経験からか、躊躇は一切なくものの数分で元通りに近い状態になった。

 

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磨きがかかってさらに美しく

 

旅中に靴のお手入れをすることなんて、一度もなかったので、ついでに靴磨きもお願いしてみた。

もう泥まみれだし、皮のツヤなんてどこに行ったんだ??ってくらいにボロボロにくたびれていたけれど

また大胆に着色!

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最初にどんな色をしていたかはもう忘れちゃったけれど、とにかく綺麗にツヤツヤに輝いている!!!!

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新しいものを買った時は、大事に使おう!と意気込んで丁寧に使おうとするのだけれど、

時間とともにその物への丁寧さが少しずつ薄れてしまっているなぁって気がして、

ボロボロになるまで大事に使う!じゃなくて、

ボロボロになる前に気にかけてもっと長く使えるようにしなくちゃなって感じた。

 

仕事を一生貫くこと

 

インドではカースト制度が未だに残っている。

2万以上もの仕事の役割があるようで、おじさんはその中の靴屋さん。

このおじさんはきっと小さい頃からずーっとこの仕事をしてきている。

まさに職人。

たった数分のやり取りだったし、

おじさんの中ではきっといつもと変わらない仕事で、チャイナかジャパニーズか外国のやつが来たな。くらいのこと。

でも私たちの心の中には彼の印象が強く残っている。

そうやって、人の心のどこかに残れるって素敵だなぁ。

私たちも、誰かの心の片隅にでも残る何かをしていけたらな。そんなことを思った1日。

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