エチオピアの少数民族に会いに行こう!【アリ族 編】

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アフリカの原住民と聞くと、「マサイ族」が有名。

しかし、ここエチオピアの南部には約80以上の少数民族が、今でも原始的な生活をしているという。

それも身体中に刺青したり、唇や耳に穴を開けてどでかいピアスしたりと、なかなか刺激的な格好をしている人たち。

最近では「ヨシダナギ」さんなどがアフリカの民族を撮る写真家として有名になっている。

そんな写真を見て純粋にカッコイイなと思い、またそんな彼らに直接会ってみたい!写真を撮ってみたい!

ということで、そんなアフリカの少数民族さんへ会いに行ってみる。

Contents

エチオピアの少数民族へ会いに行くには

 

エチオピアの少数民族に会いに行くには、首都アディスアベバから南の町、”アルバミンチ/Arbaminch”を拠点にする。

そこから自力で民族に会いに行く方法と、ツアーに参加する方法がある。

自力で行くには、”コンソ/Konso”、”ジンカ/Jinka”を経由して、それぞれの少数民族の住む村へ行く。

もしくは、ジンカ、カヤファールで各民族が集まりマーケットが開催されているので、そのマーケットで出会うこともできるという。

アスマモさんの少数民族巡りツアー

当初は私たちもコンソやジンカへ行き少数民族を巡る予定だったが、エジプトで出会った旅人「あっきーな」に紹介してもらったツアーガイドの”アスマモさん”が評判がいいと勧められ、ツアーガイドをお願いしようかと思っていた。

しかし、直接の連絡先が分からなかったので、とりあえず拠点の町アルバミンチまで行くことに。

アルバミンチに着くと、例のごとくツアーの勧誘をしに、わらわらと人が集まってくる、その中で「あっきーな」の名前を言う男が一人。

偶然にも、その怪しい彼が噂のアスマモさんだった。

初見は誠実そうで、爽やかな感じのお兄さん風。

どうやら、その旅人から連絡をもらっていて、自分たちの予定ではそろそろアルバミンチに着く頃だと踏んで待っていたらしい。

とりあえず、目的のアスマモさんには会えたので、ガイドの話を聞いてみることに。


彼は旅行会社としては駆け出して、まだ一人でやっているが、これから成長して行きたいという思いが強く、巷にあるツアーのパッケージではなく、お客さんの要望と日程、予算を加味してオリジナルにアレンジしてくれると言う。

なるべく予算をかけたくない私たちは、宿泊費を削りテント泊できるところはテント泊にしてもらった。
(手書きのルート図)

今回お願いしたのは2泊3日のツアー

ツアー予定:

  • 1日目:コンソ – ジンカ – カヤファール – ムルシ族の村でキャンプ
  • 2日目:ムルシ村見学 – カヤファールマーケット見学 – ツルミ村でキャンプ
  • 3日目:ツルミ – カロ族の村見学 – コンソ着

料金:

90USD/人(入村料、飲食、宿泊別途)

3泊4日で巡れば、バンナ族の成人の儀式を見ることができたが、入村料(600ブル)とバカ高く今回は省き、特に見たかった「ムルシ族」と「カロ族」を中心にツアーを組んでもらった。

持ち物:

  • テント
  • 5ブル紙幣(民族の村で写真を撮るときに、1人5ブルを請求されるとのことで、アディスアベバの銀行で500ブル分を5ブル紙幣に両替してもらっていた。)

 

自分たちが会いに行きたい民族に会いに行け、日程も2泊3日で当初の予定としていた日程よりもスムーズに回ることができそうで、予算も思っていた以上に高くはないと思いアスマモさんにツアーをお願いすることにした。

料金を支払い、さっそく明日の朝から出発することに。

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1日目:ムルシ族に会いに行くつもりが・・・

 

翌朝、7:30

荷物をまとめて、下に降りていくとすでにアスマモさんがドライバーと到着して待っていてくれた(なんかラテン系なミニバンで迎えに)

街で水などを調達し、いざ出発!

と思ったが、しばらく進んだ先で警察に止められる!?

そのまま警察に捕まったまましばらく待機。

なにかちょっと揉めているよう。。

どうやら先ほど街で水を調達した時に、道路に車を一時停車していたところが、停車禁止エリアだったらしく、それを通報され捕まったらしい。

え?アフリカでもけっこう警察って厳しいんだね。

何とか警察から解放され、気を取り直して再出発!

 

途中、木にぶら下がる奇妙な物体を発見。

これなんだか分かります?

実は、ハチミツを採るためのカゴなんですって!

このハチミツで、名物の”ハチミツワイン”を作るらしい。

 

10:30 コンソ着

ここでつかの間の、コーヒーブレイク。

次はジンカを目指す。

 

途中で、手作りテレビや車の木のおもちゃを売る人に遭遇。

よく見て見ると、テレビは「SONY」、車は「TOYOTA」としっかり書かれている。

すごいぜ日本ブランド!

こんな、アフリカの地にまで名前が通ってるなんて!

 

続いて遭遇したのは、何やら怪しげな液体を飲む人たち。

これは、この地で飲まれる地ビールらしい。

一口飲ませてもらったが。。。はっきり言って「不味い。」

生ぬるい液体で、発酵させた穀物の粒がそのまま口に残り、何とも言えない不味さを際立たせている。

インジェラもそうだが、つくづくこの国の食文化には合わないらしい。

 

予想外の事態に。。

 

14:00 ジンカ着

昼も過ぎ、ようやくここで昼食休憩。

昼食は地元の人向けのレストランにインジェラを避けパスタへと逃げる。

昼食後はマーケットが開かれていると言うので、マーケットを散策して見ることに。

地元の人たちが集まり、野菜などの売り買いしている。

この砂の山みたいなものが、インジェラの元となる”テフの粉”

手にとってみると、ゴマよりも細かい粒。

 

さぁ、次はいよいよムルシ族の村へ!!!

と思っていたが、アスマモさんがなにやら真剣な面持ちで地元の人と話し込んでいる。

どうやら、彼はガイド仲間らしく、ムルシ族が今日はすでにお酒を飲んで、手に負えない状態になっているらしい。

このまま村に行って泊まるのは非常に危険だとなり。。急遽予定変更!

ジンカからほど近いところにいる”アリ族”の村を訪問することに。

アリ族の村では、村人の生活を見学するこができるらしい。

ムルシ族に会いには行きたかったが、現地の人の生活を垣間見れるということで、アリ族の村へ

 

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アリ族の村で村泊まり

 

16:00 アリ族の村に到着。

アリ族は見た目は他の民族に比べると普通だが、いまもなを電気も水道もない村で、自給自足の昔ながらの生活をしているということで、アスマモさんに村の中を案内してもらう。

アリ族の家は、土壁と藁葺き屋根という非常にシンプルなスタイル。でも時々壁に絵が描かれていたりと、ちょっと可愛らしいところも。

 

まずは案内されたのはエチオピアの国民食、”インジェラ作り”を見せてもらう。

発酵させたインジェラの粉を、薄く伸ばしてクレープ状に焼き上げて作っていく。

意外にこれが難しく、薄く均一に伸ばすには熟練のテクニックが必要になるらしい。

出来立てを少し食べさせてもらったが、

見た目はクレープだが、味はしっかりインジェラ。やっぱり酸っぱい。

 

続いては、土器作り。

赤土を捏ねて、お皿や壺などを作っていく。

これもベテランのおばあちゃん、若いお姉さんが手慣れた手つきで、綺麗なお皿や壺を作って行く。

ちなみにぱこさんもチャレンジしてみたが、出来上がりは。。。(右のやつ)

 

その他、村を一回りしながら、蒸留酒作りや、鍛治職人の仕事などを見学させてもらい、

必要なモノの自分たちの手で手作りしている自給自足の生活を見ることができたことがいい勉強になった。

 

 

一通り、村を回り終わった頃にはすっかり日も落ち、辺りは暗くなっていた。

夕食をご馳走してくれるというので、出来上がるまでしばらくは焚き火を囲み、手作りのハチミツワインなどをいただく。

子供達も一緒に焚き火を囲んでいると、誰からともなく歌と手拍子が始まりそのリズムに合わせて踊りだす。

アリ族の子供たちは夕食ができるまでの間を、歌やダンスをしながら待つという。

小さな子供も大人顔負けの、腰つきで踊る姿に魅了され、私たちも一緒になって夕食ができるまでを踊りながら待った。

夕食は、やっぱりインジェラ。。と思ったが、出来立てのインジェラはそれほど酸味がなく、

いままで食べた中で一番美味しいものだった。

 

1日目のアリ族の村を終えて

 

エチオピアの民族巡りの1日目は、ほとんどが移動時間でしかも当初予定していたムルシ族の村へは行けなかったが、

その代わりに行ったアリ族の村が人達がとても暖かく、私たちを迎えてくれ、また人々の生活を見ることができたのも非常にいい経験になった。

あとに行く他の民族の村に比べてもとても印象がよかった民族で、結果的にこのツアーを通しても一番いい思い出になった。


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2 件のコメント

  • こんにちわ
    結局アスマモさんの連絡先ってわからないのですかね…?
    今度エチオピアに行くので、できれば連絡とりたかったのですが。
    アルバミンチにいけば会えますかね?

  • 突然のコメントすみません!同じくアスマモさんのご連絡先ってわかりますか?11月にエチオピアに行こうと思ってまして。

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