エチオピア南部に住む少数民族に会いに行くため、現地の個人ツアーガイド「アスマモさん」に2泊3日でガイドをお願いした。
1日目はムルシ族の村まで行く予定だったが、急遽予定を変更し、アリ族の村で一泊。
アリ族の人たちの生活を見れたり、地元の人との触れ合うことができて大満足だった。
さて、本日は2日目。
いよいよ念願のムルシ族に会いに行きます!
念願のムルシ族に会いに行く
アリ族の村でテント泊をした私たち。
朝は、コーヒーの葉をレモングラス、生姜、ニンニクなどを入れて煎じたお茶をいただいた。
これがまた朝に飲むには刺激的な味。生姜が効いているのでお腹の中から温まる。
なにやら腸にもいいらしい。
7:00 入村料と宿泊費を支払い、いざ出発。
テント泊代:50ブル
ムルシ族の村を訪問
ムルシ族が住む村は、”マゴナショナルパーク/Mago National Park”の中にあり、村へ入るためには自然公園への入場料が必要になる。(これとは別に入村料も必要になる。)
さらに、ガードマンとして、銃を携えたソルジャーを雇わなくてはならない。となかなか行くだけでもお金がかかる。
9:00 ムルシ族の村に到着。
アリ族の村とは違い、草原の中の拓けた場所に藁でできた小さな小屋がぽつんぽつんと建っているだけの殺風景な村。
そんな小屋から女性がでてきて、アスマモさんにアチャレー!(こんにちは)と挨拶。
私たちもそれに習って、アチャレー!と挨拶。
どうやらここがもう村らしく、それぞれの家から村人がぞろぞろとでてきた。アスマモさん曰くムルシ族は現在7500人ほどいるらしく、その村の一つがここらしい。
私たちの前に現れた女性の、その顔には、「お皿っ!」
うわぁー!本当につけてるよ!!!
下唇が、異様なくらいに伸びきっている。
頭には動物のツノや果物を飾ったりと、そのインパクトに圧倒されすぎて、一同立ち尽くす。
そんな私たちに、「フォトー」「フォトー」と声をかけてくる彼女たち。
そう、ここでは写真を撮るのにチップが必要になる。
それも、1人を撮るごとに5ブルを支払う。
つまり2人並んで撮ったら10ブル。
といった具合に決まっているらしく、そのチップ欲しさに私も撮れよとわらわらと群がってくる。
カメラを向けたら、「今、写真撮っただろう!金をくれ!」と厳しく見ているものだから、気楽にカメラも構えられない。
私たちも、そんなにバシバシと撮って散財するわけにもいかないので慎重になり、この人を撮りたい!という人に声を掛け、どさくさに紛れて一緒に写ろうとする人を押しのけて、やっとシャッターを切る。
しかも、いざシャッターを切るとなると。
向こうも構えて気をつけの姿勢で、じっとこっちを見てくるので、まるで証明写真を撮っているようで、自然な表情が全く撮れない。。。
そんな中、何枚か撮った写真がこちら。
「悪魔」
「ファミリー」
「銃と少女」
「ムルシ族の戦士」
「ウルトラマン」
よく見て見ると、ムルシ族と言えど、みんながみんな皿を入れている訳ではない。
中にはお皿を入れずに、だらんとしている人も。
元々はお皿を入れるという文化は、その昔、ムルシ族の女性が他国に奴隷として略奪されることがあり、お皿を唇に入れることで、わざと醜くすることで略奪されることを防いでいたとされている。
今では、お皿が大きいほど美しいという美徳の文化になり、大人の女性になるためにお皿をはめるようになるらしい。
しかし、今日エチオピアの政府から衛生的に良くないとされ、お皿をはめないように指導されているとのこで、普段ははめない人もいる。
そして、観光客が来た時だけはめ写真を撮れ撮れと、ものすごい客引き合戦が行われている。
彼女たちも貴重な収入源なので、必死になるのは良くわかるがこのやりとりが非常に面倒で、来る前まで描いていた民族との交流というものがほとんど皆無だった。
(前日のアリ族のもてなしが良すぎて、期待が膨らんでしまったのかもしれない)
一連のやりとりに疲れ果て
結局、1時間ほどの滞在でムルシ族の村を後にすることに。
ソルジャー:110ブル(1グループ)
ムルシ族入村料:200ブル
写真代:5ブル(1人につき)
ムルシ族の村を後にし、砂だらけになった車を河で車を洗車。
ジンカで昼食休憩。
アリ族で食べたインジェラが意外にイケたので、本日はインジェラに。
お肉+インジェラの組み合わせは、お肉が美味しく、結果的にインジェラも美味しくいただけた!
この頃になるとインジェラへの抵抗感がほとんどなくなってきた。
ようやくエチオピアの食文化に慣れてきたのだろうか?
昼食をとった後、カイヤファールへと向かう。
カイヤファールの木曜マーケット
14:30 カイヤファール着。
カイヤファールでは毎週木曜日にマーケットが開催されており、周辺の民族が集まり食材や衣類、生活用品を売り買いしている。
また、そんな彼らに会いに来る観光客も多く、観光客向けにお土産やアクセサリーなども売られている。
このマーケットには主にバンナ族が来ており、褐色の肌に派手なアクセーサリーがよく似合う。
バンナ族の男性がみんな手に持っている木で作られた工芸品。
これ何かわかりますか?
実は、これは疲れた時に腰掛ける「椅子」
さらには横になって「枕」にもなる優れもの。
しかし、枕を常に持ち歩くってどうなんでしょうね。
1時間ほどマーケットに滞在し、次は、本日の宿泊地であるツルミへと向かう。
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