「アフリカを縦断したい!」
そのルートは大きく西側と東側に分かれているが、私たちが選んだのは東側ルート(初心者ルート?)
エジプトからスーダン→エチオピア→ケニア→タンザニア→ザンビア→ジンバブエ→南アフリカと移動していけば、アフリカ縦断が達成できる。(私たちはもっと多くの国を回る予定ですが)
しかし、エジプトの次の国、スーダンについて、行くべきか?or 行かざるべきか?
スーダンという国について
アフリカ第3位の国土を持つ国家。
1993年にアメリカからテロ指定国家として指定されており、またアメリカの目を気にする日本企業もスーダンには進出していない。
日本にとっては、ほとんど未知とも言える国。(地球の歩き方にも載ってない)
そんな、スーダンは、アフリカ縦断をする旅人にとって悩みの種。
スーダンを飛ばして、空路でチオピア入りする人も多い。
私たちも同様に、どういう経路でいくのがいいのか悩みに悩んだ。
今後、アフリカ縦断を計画する人の参考になればと思いその過程を記します。
スーダンへ行くメリットとデメリット。
まず、スーダンに行くメリットとデメリットを調べた。
メリット
- アフリカ縦断陸路が達成できる。
- スーダン人の人の良さに触れられる。
- 日本のNPO法人「ロシナンテス」の存在。
デメリット
- 観光の見所があまりない。
- 外国人登録が必要
- アメリカへの入国が難しくなる。
- クレジットカードが使えない。
メリット
- アフリカ縦断陸路が達成できる。
アフリカ縦断を目指す旅人にとって、東側ルートで完全制覇を狙うのであれば、避けては通れない国であろう。
たくさんの国のスタンプを集めている旅人にとって、一つでも多くの国スタンプが必要ならば、行かない理由はないのかもしれない。
そういう人たちにとっては、そのデメリットを乗り越えることが旅の醍醐味、達成感につながるのだから。
- スーダン人の人の良さに触れられる。
過去、スーダンへ渡った人の話やブログなどの情報から、とにかくスーダン人は「人がいい」との評判。
よくあってすぐ見知らぬ旅人に食事をご馳走したり、無一文になった日本人がいたら、みんなで助けてくれたりと、話を聞くだけで、そう言った人たちが住む国へ行ってみたいという気にさせる。
- 日本のNPO法人「ロシナンテス」の存在。
これは情報として、スーダンでは日本のNPO法人「ロシナンテス」が活躍している。
川原さんという方が日本大使館の医務官としてスーダンで働いていたが、スーダンの医療の現状を見た時に、日本大使館の医務官という立場では、その人々を救うことができず、その後職を辞して、
スーダンで医療活動を行うNPO法人を立ち上げたと言う方。
私はコンタクトは取っていないが、そういった活動の手伝いをすることも可能かもしれない。
デメリット
- 観光の見所があまりない。
スーダンはその広い国土の割に、旅行した人のブログなどを見ると、見に行くべき箇所は、
「メロエのピラミッド群」、「カッサラ」などがあげられるが、エジプトでピラミッドは見たので、正直心躍るほどのものではなかった。
- 外国人登録が必要
入国して三日以内に外国人登録が必要。
約40ドル
ビザ代が100ドルかかる上に、さらに40ドルはちょっと痛手になる。
- アメリカへの入国が難しくなる。
アメリカからテロ指定国家と指定されているため、スーダン入国のスタンプがあるとアメリカへの入国ができない。(ビザを取得すれば可能だが、160ドルもかかる。)
トランジットでも入国が拒否されるとのことで、今後、アメリカへは行く予定はしばらくないがいけない国ができるというのはなかなか辛い。
- クレジットカードが使えない。
先のアメリカ絡みで経済制裁を受けており、クレジットカード類、ATMの使用ができないとのこと。
なので、エジプトからの現金を変えるか、手持ちのアメリカドルを両替えするしかない。アメリカドルは今後の国でもビザなどで必要になってくるため、できるだけ温存しておきたいところだ。
概算費用で比較してみる。
では、陸路でスーダンを越えエチオピアへ入るのと、
空路でエチオピアに入るのではどれほど費用がかかるのかを概算で算出してみる。
空路でエチオピアへ
- 片道航空券:エジプトエアライン 1967ポンド(約23,600円)/人
- エチオピアビザ:50ドル(アライバル)
合計:約28,850円/人
陸路でスーダン、エチオピアへ
ビザ
- スーダンビザ:100ドル(カイロで取得)/50ドル(アスワンで取得)
- エチオピアビザ:40ドル(カイロで取得)
- エジプト出国税:50ポンド(約600円)
- 外国人登録料:40ドル
移動費
- カイロ → アスワン:夜行バス 120ポンド (約4.620円)
- アスワン → ワジハルファ:夜行バス 180ポンド(約2,160円)
- ワジハルファ → ハルツーム:夜行バス 400ポンド(約4,800円)
- ハルツーム → ゲダレフ:バス 75ポンド(約900円)
- ゲダレフ → ガラハット:バス 20ポンド(約240円)
その他
- 宿泊費:1泊1.000円(概算)×5日=約5,000円
- 食費:1日1.000円(概算)×3泊~4泊=約3.000円
合計:約40,220円/人
エチオピアの反政府デモ問題
いま、ゴンダールが(2016年,9月現在)。人伝いに聞いた話では、ゴンダールでは政府管轄のバスが襲われ、
日本人の旅人も巻き込まれる自体になっているらしい。
twitter等で調べると、やばそうな写真やコメントがちらほらと。。。
そして、スーダンからエチピアに入り、メケレを目指すにはゴンダールを経由しないといけない。。
現地の日本大使館も現状把握ができないような状況ということで、ゴンダール付近へは近づかない方がいいとのこと。
最終的に、
最終的に、今回はスーダンを飛ばし、空路でエチピアへ向かいうことにしました。
旅行日程の限られた私たちにとって、通過するだけに日数と金額をかけるには、厳しいこと、
そして、エチオピア側の治安を考慮し空路を選択した。
追記:2016年10月 アディスアベバからアルバミンチへの陸路バスも反政府デモの影響で寸断されているとの情報を得ました。
これからエチオピアへ向かう方は、十分に現地の情報を取得して向かうことをお勧めします。
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