海外にお住みになられているみなさん、在留届ってご存知ですか??
ワーキングホリデーや留学、海外勤務などで3ヶ月以上海外に滞在する場合には、現地の大使館や領事館で在留届を提出しなければいけないことをどのくらいの人が知っているでしょうか??
実際私は知りませんでした。
私が旅に出た時・ワーキングホリデーでオーストラリアへ来た当初は、この在留届に関しては全く知らず、たまたま日本領事館に他の手続きで行ったことがきっかけで知りました。
在留届とは?
在留届(ざいりゅうとどけ)とは、旅券法に定められた届で、日本国籍を持つ者が3ヶ月以上日本国外に滞在する場合に、管轄の在外公館(大使館や総領事館)に提出しなければならない書類のこと。
引用:Wikipedia
と書かれています。
旅券法第16条により、
日本大使館または総領事館に在留届を提出すること
が義務付けられているそうです!!!
なにか非常事態が起こった時に、その国の日本大使館や総領事館は「在留届」をもとに、
みなさんの所在や連絡先を確認し、その後に安否確認・救援活動などが行われます。
登録をしなければ、大使館はあなたの所在を確認することもできないし、何の対処もできない。というわけです。
でも…そこまで海外行く人への呼びかけってしてるのかなー??と思ってしまう。
実際私は知らなかったし…。
在留届の認知度は低いんじゃないかなぁと思います。
提出の方法
在留届の提出は、原則海外で居住を始めてから届け出をしなくてはいけないようです。
在留届の用紙は、PDFをダウンロードすることができるので、用紙に記入し持参・FAX・郵送での提出も可能です。
オンラインでの登録が便利
外務省のWebサイトからオンラインで簡単に登録することができます。
https://www.ezairyu.mofa.go.jp/index.html
必要な登録情報
- パスポート番号
- 本籍地
- 自宅の連絡先
- 緊急連絡先
- 日本国内の連絡先
- 同居家族連絡先
どんなメリットが?
- 非常事態の際の保護
- 期限が切れていないパスポートを更新する際に、戸籍謄本や抄本を取り寄せる必要がない
- 在外選挙の選挙人登録が簡素化できる
- 義務教育の教科書の無料配布を受け取ることができる
- 緊急事態や安全情報をメールで受け取れる
在留届を提出することで、万が一の震災や天災、不慮の事故にあってしまった際の安否確認や保護がおこなわれるので、何か起きた時のことに備えることができます。
日本にいる家族の安心材料ともなるので、面倒くさがらずにやっておきたい手続きですね。
旅行者には”たびレジ”の登録
たびレジとは?
たびレジとは、2014年7月から開始された外務省の海外安全情報配信サービスです。
こちらのサービスは任意なので、必ず登録しなければいけないわけではなさそうです。
ただ、一応日本から海外への旅行者・海外に住んでいて、在留届を出している人でも、3ヶ月未満で別な国への旅行などに行く場合には「たびレジ」への登録をしましょう。
ということになっています。
内容は在留届のものと同じようなものとなっています。
- 出発前から登録していれば、旅先の安全情報を入手することができる
- 旅行や滞在中もその国の最新情報を受信することができる
- 現地で事件・事故に巻き込まれてしまった時に支援してくれる
実際こんなメールが送られてきます↓↓↓
まとめ
海外に3ヶ月以上滞在する人は「在留届」の登録→義務
https://www.ezairyu.mofa.go.jp/index.html
3ヶ月未満だけど、海外に行く人は「たびレジ」の登録→任意
また、帰国や引っ越しなどで登録内容が変わる場合は「変更届」の登録も忘れないようにしましょう。
安全に平和に過ごせることが一番ですが、万が一滞在先の国で災害や事故・事件などがおきた時の、自分自身を守るための情報だけでなく、自分のパートナーや日本にいるご家族への配慮でもあると思います。
とくに日本にいる家族は、違う国で起こった事件を見ただけでも心配に思うことでしょう。
すぐに駆けつけることのできる距離でないからこそ、いざという時のためにも在留届・たびレジの登録をおすすめします。
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