オーストラリアで”料理”を学ぶ、マーガレットリバーのTAFEを選んだ理由

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現在、私はオーストラリアに留学しています。

留学と聞くと”英語”のイメージがあると思いますが、

私は料理を学び、シェフになるために学校に行っています。

しかも、オーストラリアの数ある学校の中でも田舎町、マーガレットリバーにあるTAFEに通っています。

なぜ田舎の学校を選んだのか、そしてどんな学生生活をしているかについて

TAFE(テーフ)ってどんな学校?

TAFE(Technical and Further Education)とは州立の職業専門学校で調理の他にも

エンジニアリング、音楽、芸術、福祉、プログラミング、ビジネスなど様々なコースがあります。

私が通っているマーガレットリバーキャンパスでは、マーガレットリバーといえばワインというぐらいワインが有名なので、ワイン造りを学べるコースもあります。

オーストラリアの人も老若男女問わず、何かしらの技術や知識を身に付けたいという人が通っています。

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なぜオーストラリアの田舎町、マーガレットリバーのTAFEを選んだのか?

地方の方が永住権ビザのチャンスが高い?

オーストラリアの永住権は地方都市の方がそのチャンスが高い傾向があります。

そもそも、オーストラリア政府も人口の少ない地に人を当てて活性化させるため、移民を地方都市に当てることでその土地の経済を活性化させたいという意図があり。

地方都市に居る移民には永住権の窓を開いています。

昔は西オーストラリア最大の都市、パースでも地方都市として認定されていましたが、パースの町が発展し、都市として認定されたため、パース周辺に住む移民の人たちは、永住権への道が狭まったという経緯があります。

そこで私たちも以前はパースに住んでいましたが、その法律が変わったのを機にマーガレットリバーへ移住してきました。

 

TAFEは州立の学校なので信頼性が高い

マーガレットリバーの学校はTAFEしかないというのもありますが、州立というブランドは強く、留学生の生徒だけでなく、地元の人も通っているということで信頼があり、就職する上でどこの学校を卒業したという面で、TAFEのブランドは有力です。

また学校自体が潰れにくいというメリットもあります。

 

マーガレットリバーはワインが有名なのでレストランの需要が高い

マーガレットリバーにはワイナリーがたくさんあり、そのワイナリーには必ずと言っていいほど、レストランが併設されています。

それも、ワインに合うようにどこもしっかりとしたコース料理を出すような高級レストランばかり。

しかもマーガレットリバーは西オーストラリアのトップランキングのレストランが4つもあり、高級レストランの激戦区。

そういう場所なので、レストランで働ければトップレベルの料理の技術や知識を学べるという環境にあります。

 

 

調理師コース(クッカリー)ではどんなことをするのか?

基本的にオーストラリアで調理を学ぶには3つのコースがあり、Certificate3、Certificate4、Diplomaという段階で上がっていきます。

Certificate3 (1年間)

まず、初めに学校に入るとCertificate3から始まります。

このコースでは料理の基本。調理器具の使い方や、素材(肉、野菜)などの栄養素からその基本的な調理方法。

また、いろいろな国の食材や調味料などの使い方などを全期間、実習を通して学んでいきます。

実習形式の授業なので毎回いろいろな国の料理を知る機会がありとても楽しい授業です。

Certificate4 (半年間)

このコースではよりレストランの運営に関すること、マネジメントやコスト管理について、またバリスタやアルコールに関することも学びRSAの取得もできます。

この時期はほとんど実習がなく、座学と学校で開催するカフェやレストランの運営を通して上記の知識を実践していきます。

Diploma(半年間)

これから学んでいく予定ですが、Cetificate4で学んだマネジメントやコスト管理をより詳しく学んでいき、レストランを運営していく知識を実践を交えて学んでいきます。

このDiplomaまでを終了することで、シェフとしての資格を取得することができます。

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入学するときには資格が必要なのか?

日本の高校以上の卒業資格と英語のスキルを証明できるものが必要になります。

IELTSなどのスコアが一定以上あれば入学することは可能ですが、TAFEではパース校に英語のコースがあり英語のコースをあるレベルまで受講、卒業することでこの英語のスコア証明が免除されます。

その他、学生ビザを取得するため、学校のオファーレターや保険、海外渡航歴などの書類が必要なりますが、学校斡旋してくれる留学エージェントに確認を取ってください。

 

授業料などの費用について

授業料は半年で8,000ドルほど。それにプラスして食材費、教材費などがかかり、2年間で35,000ドルほどはかかるかと思います。

さらにプラスして学生ビザの申請費に、保険代などがかかってきます。

これはコースや学校によって変わってきます。

また授業料は年々上がっていますので、都度確認した方がいいです。

ただ、オーストラリアの学生ビザはアルバイトが可能なので、2週間で40時間までと決まっていますが、生活費を稼ぎながら学校に通うことはできます。

またスクールホリデーの期間(10週間毎に2週間ほど)は時間に制限がなく働くことが可能ですので、その間に頑張って稼ぐ人が多いです。

ただ、それだけを当てにして学費と生活費を賄うのはかなり困難かと思いますので、ある程度の貯金は必ず必要になります。

授業風景について

私のクラスはインターナショナルの生徒だけのクラスなので、いろいろな国から来ています。

日本、韓国、台湾、香港などのアジア圏。ドイツ、イングランドなどのヨーロッパから、アメリカから来ている生徒もいます。

年齢は20代〜30代、40代と幅広い年代の人がいます。

人数は田舎の学校だからかもしれませんが、少人数制で8〜10人ほど。

先生との距離も近いので、すごく丁寧に教えてくれます。

授業は週に3日ほどしかないので、それ以外の時間は自主学習やアルバイト、サーフィンの町なのでサーフィンに明け暮れる人が多いです。

 

また月に何度か、地元で取れる食材を使い、自分たちでメニューや運営を考え、一般の人に向けてカフェやレストランを開いています。

自分たちで実際にレストランを運営していくので、メニューやコスト、またマネジメントを実践を通して学ぶことができ、また料理を提供することでお客さんから、「美味しかった」という評価もいただけるのが、すごくいい経験になります。

マーガレットリバーのTAFEに来て良かったこと

マーガレットリバーに来るまでは、パースで暮らし、日本食のレストランで働いていましたが、

ここに来ると、ローカルのレストラン、高級なレストランで働く機会があり、日本食には馴染みのない食材や調味料を扱うことがあります。

そのほとんどが学校の授業で取り上げられていることが多く、学校で学んだ知識を実際のレストランでも使う機会が多いので、知識が身につきやすいです。

もし、日本食のレストランだけで働いていた場合は、そのような馴染みのない食材や調味料についての知識がついて行かず苦労したかもしれません。

オーストラリアの学校で学ぶことで、オーストラリアの特性上、多国籍の文化ということもあり、

特定の国の料理だけでなく、世界中の国の料理の知識を広く学ぶことができます。

また、お客さんや一緒に働く仲間も多国籍の人が多いため、食や働き方の多様性について学ぶことが多く、

そういった面は個人的には日本よりも進んでいるのではと感じることが多いです。

 

これからオーストラリアで、何かしらの技術を学ぼうと思っている方の参考になればと思います。

 


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1 個のコメント

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