ブッダガヤには、日本のお寺があり、日本のお坊さんが駐在している。(最近は駐在する人が少なくなってきているらしく、お坊さんがいない時期もあるみたいですが)
特に今の時期はシーズンオフらしく、ブッタガヤ自体にも外国人客はほとんど目にしなかったので、日本食レストランなどもオーナーが不在だったりしていた。
私達が訪れた時には、本当に偶然で、一週間だけ滞在しているお坊さんがいらっしゃっていた。
旅に出て”宗教”というものに興味が湧いてきた。
”坐禅/Zazen”と聞くと、日本にいた時も身近ではなく、なんとなく敷居が高いイメージがあった。
しかし旅に出てから、仏教、キリスト教、ヒンドゥー教、イスラム教などいろいろな宗教の人と接することで、日本の身近な宗教である仏教についても、自分がほとんど知らない事に気付き、仏教の事をもっと知りたいと思うようになってきた。
ここ、ブッダガヤは仏教の聖地でもあり、日本寺で坐禅が出来ると聞いたので、偶然にもお坊さんがいるのでこれはやるしかないなと、体験してみることに。
日本寺での勤行
今回、朝と夕方の2回、坐禅に参加した。
最初は読経の時間、経本を貸していただけるのでお坊さんの読経に合わせて復唱していく。
父が仏壇の前で読んでいたお経とはちょっと違うようだ、仏教にもいろいろな宗派があるらしいので、今度実家に帰ったら聞いてみよう。
次はいよいよ坐禅。
初めての人のためにも、丁寧に足の組み方、姿勢の正し方などを教えてもらえる。
坐禅の時間は約15分。
”無心”になるとは言うが、実際にはものすごく難しい。
むしむしする暑さに流れる汗、街の騒音、牛の鳴き声、蚊の羽音。
姿勢や呼吸を正すこと。いろいろなものに気がいってしまい、なかなか集中できない。
たった15分という時間が、こんなにも長いなんて
そんな中でもふとした一瞬、無心になる時間があったように思う。
2日目は朝の坐禅に参加。
やはり早朝の方が街も静かで空気も澄んでいるので、坐禅をするには早朝をおすすめです。
坐禅の後は、お坊さんと少しお話をする時間もある。
この時間がまたすごく為になった。
お坊さんのお話と聞くと難しいように感じるが、実際は世俗的な話し方をされ、すごく話しやすかった(ポケモンGOの話なんかも出てきたり)
インドに日本寺が作られた起こりから、旅をする上での人との接し方、他の国の仏教についてや、お経の意味など、
短い時間でいろいろなことを話しをした。
そして、その話しの仕方が本当に上手い!
誰も傷つけず、そして聞いた人たちに気づきをあたえてくれる。(しかも、話を聞いてみるとお坊さんは私たちと同世代だなんて)
まったくもって関心させられます。
坐禅を体験してみて
個人的な感想として、マラソンをしている時のランナーズハイになるような感じなのかもしれない。
あの走る苦しさがなくなり、どこまでも走れるような感覚。
でも、少し気をぬくとそのランナーズハイが解けて、苦しくなるような(分かり辛くてすみません。)
普段生活している中で常に外の情報に振り回され、いかに自分と向き合う時間を持っていなかったかというのを改めて感じることができ、すごくいい時間を持つことができた。
日本寺について
勤行(読経・坐禅)
時間:夏期(4月〜10月)5:00 ー 6:00
冬期(11月〜3月)6:00 ー 7:00
通年:17:00 ー 18:00
日本寺内には図書館があり、自由に本を閲覧することができる。(仏教の本だけでなく、旅の本や情報ノートもあるので、情報収集に立ち寄ってみてもいいかもしれません。)
また、「ぼだいじゅがくえん」という学校が併設されていて、こちらも日本の宗教法人が運営している。
(見学が基本的にはできないようです。)
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