いまなお、ラオスには地雷で苦しんでいる人たちがいる。
「戦争は過去のこと」
と思いがちだが、いまでも地雷の恐怖が残っている。
ここ、ラオスのヴィエンチャンでは、そんな地雷について、学べる施設がある。
”コープ・ビジターセンター/COPE Visitor centre”
国立リハビリセンターの敷地内にある施設。
入場料:無料(寄付)
開館時間:9:00〜18:00
不発弾の被害にあった人々を支援しており、
その被害の実態をクラスター爆弾や義足のオブジェ
写真やアニメーションなどを等して分かりやすく展示してある。
ベトナム戦争中に米軍が落としたクラスター爆弾。
それは、ただ人を殺戮するだけの兵器ではなく、
わざと被害を小さくするために小さな爆弾を多量に詰め込んだ爆弾。
それにより多くの人々の手や足を傷つけ、悲しみを拡大してきた。
そして、それは不発弾となり、今なお8000万発以上の爆弾が地中に埋まっており、
人々の生活の陰に隠れている。
同時に展示してあるのは、義足の展示。
小さい子から成人まで、
いろいろな義足がある。
もちろん個人差があるので、一つ一つ手作り。
いったいいくらかかるのかはわからないが、
決して安いはずはない。
それでも写真や映像に映っている人々は
笑顔でスポーツをしていたり、仕事をしている。
人間って強い。
しかし何故、そんな恐ろしいことができたのか?
正義がどこにあったかはわからないが、
確実に罪のない人々を悲しませている。
そもそも戦争なんて、やるもんじゃない。
本当にいろいろと考えさせられる。
施設の詳しい情報は下記HPを参照ください。
COPE Visitor centre