新しいIELTSコンピューターテストを受験してみて感じた、5つのメリット&デメリット

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IELTSのコンピューターテストが2018年、9月よりオーストラリアでスタートしました。

私もこれからオーストラリアのビザを更新するにあたり、英語のスコアが必須となるため、実際にこのコンピューターテスト受験しました。

今回はこの新しいテストを受験してみての状況、感想をシェアしたいと思います。

IELTSとは

日本では、TOEICやTOEFL、英検などが有名ですが、IELTSはオーストラリア、カナダ、ニュージーランド、イギリス、アメリカなどの教育機関で受け入れられている試験方式です。

IELTS(International English Language Test System) とは英語の聞く、話す、読む、書くをそれぞれの試験から測定する英語力判定テストです。

そのため、オーストラリア、ニュージーランド、カナダの大学などの教育機関への入学や、就職、移民申請などの際に英語力の判断基準として使用されています。

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IELTSコンピューターテスト(Computer-delivered Test)

 

コンピューターテストの内容は従来のペーパーテストと問題形式などは同一の、Reading, Listening, Writing, Speakingがあります。

そのうち、Listening, Reading, Writing, がコンピューター上で行い、Speaking は従来通り、試験官との対面式となります。

 

テスト時間も変わりませんが、以前はspeakingは受験者の関係で別日程になることもありましたが、コンピューターテストの場合は、同日に受験できるようになります。

会場は、コンピュータールームのような部屋で、30台ほどのパソコンがあり、それぞれが間仕切りで隔たれている部屋です。ペーパーテストの場合は大学などの講義室で50人〜100人ほどが一堂に受験するのとはだいぶ雰囲気が違います。

 

コンピューターテストでは、メモが取れない?

 

「コンピューターテストの場合はペーパーテストの場合と違い、メモが取れないので不利なんじゃないのか?」

という疑問がありますが、

Listeningでは、問題の文章には書き込みはできませんが、テスト時間中はパソコンにログインする用のペーパーと、鉛筆を支給されるので、それに自由にメモを書き込むことができます。

Readingでは、問題の文章、設問をマウスでドラッグして、キーワードなどをハイライトでメモすることができます。もちろん、消すことも可能なので、メモでぐちゃぐちゃになることもありませんし、消す時間も節約できます。
また、問題の文章と設問の文章が同じ画面に表示されるので、従来のようにページをめくったり、戻したりする必要がありません。

Writingの場合は、Listeningと同様にペーパーと鉛筆で自分の考えをまとめることが出来ます。
また文字数は自動的にカウントされるので、自分がいま何文字記入しているかを数えなくても一目で判断でき、コピー&ペーストもできるので、文章の組み替えも可能です。

その他、画面も文字の大きや画面の色などはテスト開始前に自分の好みに合わせて調整できます。

また、テスト中は画面下に解いた設問とまだ解いていない設問がマークされるので、見落としミスが減るかと思います。

 

試験会場によっては、テスト本番前に30分ほど模擬テストを実施してくれる場所もあります。
事前にコンピューターの使い方を模擬テスト文章を使って、使い方を教えてくれるので、本番で使い方がわからなくて時間ロスということがないようにケアされています。

 

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私が感じた、5つのメリットとデメリット

メリットに感じること

❶テスト日程が豊富
テストはほぼ毎日開催されているので、自分の都合がつく日程を選びやすいです。

❷少人数制でテストに集中できる
大きな会場では他人の動きなどが、目に入らなくても気になるものですが、コンピューターテストは一度の受験者は10〜20人、且つ間仕切りのあるパソコンなので、集中してテストに臨めます。

❸周りの雑音に気をとられない
大きな会場では自分の座席によってはスピーカーからの音が聞き取りづらく、かつ周りの雑音に気をとられがちですが、ヘッドフォンが支給されヘッドフォンを使用してのテストは、音がクリアに聞こえボリュームも自分で調整ができるので、集中しやすいです。

❹タイピングで、文字がクリアになる
字が汚い人には朗報です。従来では文字の汚さで誤字扱いされたりとあったでしょうが、タイピングされた文字はクリアなので、純粋にスペリングや文章構成に集中できます。また、Writingでは文字数がカウントされるので一目であとどれぐらい書けばいいのかわかります。

❺テスト結果が早い
従来のペーパーテストでは、テストの結果がでるまで約2週間ほどの時間を要していましたが、コンピューターテストの場合は、通常は7営業日でテストの結果がわかります。実際、月曜日に受験した場合、金曜日中にはテスト結果がでていました。

 

デメリットに感じること

❶開催会場が都市部のみ
試験会場が都市部のみで催されているので、田舎に住んでいる人は都市部まで出向く必要があります。ペーパーストの場合は日程はかなり限定されますが、比較的住んでいるところに近い会場で開催されています。

❷タイピングのスキルが必要
タイピングスキルはマストで必要になります。ブラインドタッチが出来ないと時間以内に全ての設問を終わらせることはかなり難しいと感じます。またタイプミスもそのまま誤字になるので、正確なタイピングスキルが必要になります。

❸慣れが必要
文章にハイライトを入れたり、問題によってはワードをドラッグして空欄を埋めたりすることもあるので、使い方で戸惑っていると混乱し、時間以内に終わらせることが難しくなります。そのため、余裕があれば一度試しに受けてみるのもアリかと思います。

❹目が疲れやすい
人によっては長時間、画面を見ることに疲れる人がいると思います。試験時間は4時間ほど休憩なしですので、目が疲れます。目薬など持ち込みは基本できないので、メガネなどの対策が必要かもしれません。

❺受験料は同じ
受験料は従来のペーパーテストと変わりません。340ドル、高いっ!!

 

これからIELTSを受ける方へ

新しいIELTSのコンピューターテストを受験してみて、
私の個人の感想としては、気軽に受けれるようになったのはすごく助かります。

今までは、月に数回もしくは数ヶ月に一度だったので、その日のために日程を調整する必要があり、仕事などの都合で日程調整を余儀なくされるのはストレスでしたが、コンピューターテストの場合はほぼ毎日なので、かなり気軽に受験できるようになりました。

 

またメリットでもあげましたが、Listeningはヘッドフォンを使用するのでかなり集中できます。またWritingも文字数がカウントされるのは、自分があとどれだけ書かなければいけないのかがすぐにわかるので、かなりストレスが軽減されます。

もちろん、ペーパーテストとは異なるので、タイピングのスキル慣れが必要になります。

これからIELTSを受験される方は、従来のペーパーテストだけでなく、コンピューターテストも受験することも検討してみてはいかがでしょうか?

 

また、日本ではまだ開催されていないようなので、日本で受験される方は従来のペーパーテストのみとなるようですので、ご注意ください。

日本でも、2019年3月27日より一部会場にて、コンピューターテストが導入されたようです。
詳しくはこちらのリンクを参照してみてください。
IELTS JAPANコンピューターテスト

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