よく、「オーストラリアのワーホリで車の購入は必須か?」
という、選択肢に悩む。
そこで、今回はワーホリで来た際に車を持つことについてメリット、デメリットで考えてみる。
4つのメリット
実際にワーホリで私たちが車を購入してみて、感じたメリット。
1.移動がラク。
言わずと知れたオーストラリアの広大な大地。
国土は日本の20倍以上。そんな広い大地に、日本と同じように電車やバスが縦横無尽に走っているわけではない。
私たちが住む、WAでは電車は、大きな街の中心からいくつかの路線がでていて、あとは各街と街をつなぐ一本の線路のみ。
バスも、市内は走っているが、郊外へでるとほとんどない。
しかも、終バス時間も土日になると9時ぐらいで終わってしまう。
そんな中、移動の便利さでは車は断トツ。
行動範囲が決まっているのであれば、自転車などでもいいが、
ワーホリに来て、その街一ヶ所だけに留まるということは、まずないはず、
そんな時に、車があると本当に移動が便利。
2.仕事が手に入りやすい。
大都市で仕事を探す上では、車はほとんどは必要ないと思われがちだが、本当に中心部以外は、車があるのとないのとでは、仕事を手にする幅が違う。
雇う側からの目線として、レストランジョブ等で夜が遅くなる場合、終バス時間によって制限される人と、
車を持っていて、時間に融通がきく人であれば、当然、後者の人を採用したくなる。同じく、深夜のクリーナーや早朝の仕事など。
また郊外へファームジョブを手に入れようとしている人にとっては、多くのブログでも語られているが、
バッパーで順番待ちをして、仕事が貰えるまでひたすら待機するのと、
直接ファームに出向きアプライするのとでは、大きく可能性が異なる。(地域によっては、バッパーからの斡旋のみを受け付けるファームもあるらしい)
またファーム以外の仕事を探すのであれば、なおさら。
Gumtreeなどで仕事が見つかっても、行く手段がなければ初めのインタビューすら受けることができない。
3.オーストラリアの自然を満喫できる。
オーストラリアは広大すぎる大地のゆえ、人が住めるところはほんの一握り、それ以外は手付かずの自然が広がる。
車があれば、休みの日には気軽に海に出かけたり、キャンプに出かけたりが自分の思うがまま。
時間を気にすることなく自然を満喫できる。
さらに、4WDがあると移動の幅がぐんと上がる。日本でも人気の高い4WD。
ここオーストラリアではその性能を存分に発揮することができる。
なぜなら、オーストラリアには4WDしか入れない道が数多くあり、そういうところにこそ、自然を楽しめるスポットがある。
あと、広くまっすぐとひたすら続く道路を車で走るのは、オーストラリアで車を運転する醍醐味です。
この経験は、なかなか日本では味わえません。
4.キャンピングカーとしても
車は移動だけでなく、雨風がしのげ、宿代わりにもなります。
ミニバンや、ワゴンタイプの車は車内が広く、後部座席を倒せば、そこが生活空間として使える。
マットレスを入れるだけでも、快適に眠ることができます。
人によってはミニバンを改造して、ベットルーム、簡易キッチンや、冷蔵庫を設置して、
お手製キャンピングカーを作ってしまうツワモノもいます。
4つのデメリット
物事には表もあれば裏もある。
私たちが車を持つことでデメリットだと思うことについて、
1.初期投資がかかる。
まずは、当然問題になるのが、”購入費”
ワーホリで購入するなら、まずは中古車だが、相場としては$700〜$3000ぐらいではないだろうか。
そして次に、かかるのがレジストレーション(車の登録料、他、強制保険など)
※州によって必要な登録がことなります。ここではWAでの購入について記述しています。
WAでは、3ヶ月、6ヶ月、1年とあり、それぞれ車種によって異なるが、約$180、$350、$660ほど。
これは、購入した時の前のオーナーがあらかじめ、ある程度の期間支払っていれば、その期限になるまでは支払わなくて良い。
他、購入時にかかる費用としては、名義変更料。
これは、購入する車の車種、購入金額によってことなるが、目安としては購入金額の10%以内には収まる。
よって、車を購入する上で、
最低でも$1000〜$3500程は用意する必要がある。
2.燃料費
車が走行するには当然、ガソリンが必要。
オーストラリアは日本よりも国土が広いため、その分、ガソリン(ペトロ)費も馬鹿にはならない。
さらに、都市部では、¢100/Lを切る時もあるが、郊外に出ると途端に、金額が跳ね上がる。
¢120〜¢150が相場だろう(僻地では、¢180を超えるところも珍しくない)
また、曜日によっても金額が異なる。為替の影響により日々金額が変動する。
そんなガソリンよりも、安いのが ”ガス”
相場で、¢70〜¢90。
オーストラリアではガス車も良く走っており、ガソリンとペトロの併用車というのもある。
それであれば、かなり燃料費は抑えられるので、購入の際のポイントにしてみてもいい。
3.維持費(修理費)がかかる。
正直、車はよく壊れます。
これは、もう運でしかないが、私たちの車も何度も修理している。
自分で修理ができるのであればいいが、オーストラリアでは修理代も高い。(私たちの場合は、修理代を合計すると、車が一台買えるかも。。)
また郊外であれば、部品が手に入らない。
そのためその部品を取り寄せるために、またお金がかかる。。
車は壊れるものなので、どうしようもないが、日々のメンテナンスを欠かさないこと。
手入れをして、少しでもおかしいと思ったら、早めに治すこと。
保険やRAC(JAFのようなもの)に入る。
そして、相談できる知り合いのツテを作っておくこと。
(これがあるのとないのでは、かなり精神的安定感が違います。)
4.荷物が増える。
ワーホリに来た当初は、バックパッカー1つだけだったのが、いつの間にか大量の荷物を持って移動することに。
車があるからいいやと。ついつい買ってしまう。
帰国する友人からも、これはあったほうがいいと言われれば、譲り受け、いつの間にやらモノが溢れてしまう。
いつかは、すべてを清算して、またバックパッカーだけにしないといけないのに。
しかしその清算にも時間がかかる。
すぐに全てが手放せるわけではない。
なので、すぐに違う場所に行きたい!と、いった時に、車と大量の荷物を抱えていては、
すぐに移動することも難しい。
まとめ
「ワーホリに来て、車の購入は必須か?」
それは、何を目的にワーホリに来ているかで大きく異なる。
もし、語学留学を目的に来ているのであれば、学校に行くだけなので必要ないだろう。
しかし、オーストラリアに来て、「稼ぐぞ!!!」
という人には、私たちは車の購入をお勧めします。
もちろん、車を買わずして稼いでいる人もたくさんいます。
初期費用はかかりますが、いい仕事が見つかれば、その分は十分に取り返せます。
また、友人とシェアするというのも一つの方法ですし、時にはバイクという選択肢もあります。
車があると行動範囲と選択肢が広がる。ワーホリという1年か2年の期間、
限られた時間の中で、チャンスをモノにするには、行動範囲と選択肢を
可能な限り広げていったほうがいいと思うのが私の持論です。
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