ベトナムのディエンビエンフーからラオスのルアンパバンまで、丸一日かけてやってきた。
本当は昼過ぎに着く予定だったのが、
ラオスの悪路と、トラブル続きで、
着いた時にはも深夜12時過ぎ…
もともと、ルアンパバンにはよる予定がなかったので、宿など予約していない。
どうしよう…
とりあえず、ゲストハウスをかたっぱしから当たってみたものの、
何処も「FULL」
もしくはべらぼうに高い所しかない。
そんなこんなで、2時間ほど、うろうろ…
もうダメかぁ…
今日は野宿かぁ…
と思ってたところに、
地元の青年が話しかけてきた。
どうやら、一緒に宿を探してくれるらしい。
こんな時間に付き合って貰うのは申し訳ないないながらも、地元の人が一緒にいるのは心強い。
それでも深夜2時では、何処もダメ…
やっぱりダメかぁと思ってたところ、
どうやら彼の家に泊まってもいいよ。
とのこと
ホント!?
彼の家はルアンパバンの河の対岸にある村にあるらしい。
ここで野宿するのも、なんだし
お世話になってみるか(かなり不安だけど)
船を待つ間、彼と少し話をすると、
彼はアウさんと言い、年齢は20歳。
年よりうんとしっかりしている。
なんとお姉さんが5人もいらっしゃるようだ。
そして、小舟に乗り込み対岸の村へ
村は普段は観光客は立ち入らないような、小さな小屋が立ち並ぶ
一軒の小屋に案内された。
こちらは彼のお姉さんの家らしい
居間と寝室しかないような小さな家。
急遽、居間のスペースを押しやって、布団を敷いてくれた。
正直、綺麗とは言えない部屋。
でもせっかくの好意だし、
なぜかこんな時間にサンドウィッチもくれるし、
眠りにつくとあっという間。
バス移動の疲れもあって、ぐっすりと眠れた。
翌朝、またボートに乗り込み、
ルアンパパンの街へ向かう。
早朝のメコン川の静けさが美しい。
街に着き、ここで彼とはお別れ、
最後にボートのチップをせがまれましたが(笑)
まぁ良しとしよう。
岸に上がったところで、
彼のお姉さんに遭遇。朝の托鉢に行っていたらしい、
毎日、欠かさず船で行き来しているのか
見も知らぬ旅人が深夜に押しかけても、優しくしてくれた。
本当にありがたい。
今回は地元の人の家に泊まれるという貴重な体験ができた。
彼らにとっては「普通」の生活。
そんな中でも笑顔で、もてなしをしてくれたことに感謝。
でもやっぱり、宿なしはツラいな。。