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ガルンガン祭前日 ”ポトンバビ” に遭遇

今日はバイクでちょっと遠出。
有名なライステラス(棚田)の見れる「テガララン」
沐浴の見られる「ティルタ・エンプル」
そして日本人の中ではあまり紹介されていない?!とされる
「バンリプラン」(欧米ではツアーが組まれていたりするそうです)
へ行こう!

と意気込みながら走ること30分・・・。

 

田んぼはドゥワ〜!って広がってちょこっと棚田だね♪って感じのはあるけど、紹介されるほどのライステラスが
見当たらないw

まぁ、中国やベトナムのサパでお腹いっぱい棚田は見てるからいっか〜!?って走っていると

ちらっちらりっ

豚と格闘する男性陣発見!!!!!!

えぇえぇぇぇぇ?!もしやもしや???

ポトン・バビなのですか???????

 

ちょっと通り過ぎたものの、すぐにバイクを止めてそばに寄って話しかける。
そして1時間にもおよぶ見学がスタートしました。

 

「ポトン・バビ」とはこれまたガルンガンの大事な準備のひとつで、
ポトン(切る)・バビ(豚)とその名の通り
豚をしめることなんです。バリヒンドゥにとっては神聖な儀礼なのです。
 一般的にはガルンガン前日に豚をしめたあと、供物として捧げ豚肉でご馳走を作るようです。
今日はちょうど2日前だったのでまさかポトン・バビを目の当たりにするとは思ってもいませんでした。
(まさか道路の脇でやっているとは・・・w)

※ 以下は事実を書くだけなのですが、内容や写真が見る人によっては衝撃的なこともありますので
閲覧はお気をつけください。


 

 

まず豚に聖水をかけお清めをし

暴れないように手足を縛られた豚さんの上に体格の良い男性がまたがって押さえつけます。
まわりにも数人の男性

豚はぎゃんぎゃん悲鳴をあげていますが、男性がのどにナイフを入れると
鮮血がどっと流れ出てものの数分でおとなしく。。。

この鮮血も儀礼の料理として「ラ・ワール」に混ぜられるそうです。

その後バーナーが用意され、産毛を焼いて削ぎ落とします。(伝統的な手法ではヤシの葉や藁を燃やして焦がす)
爪もペロンとむけてしまう。その爪を犬たちが狙って食べていました。

きれいに洗い流し、さらにナイフで毛を剃ります。

 

中央にあるおへそを切り、引っ張ると紐状につながった腸のようなものが出てきて他の内臓も取り出します

内臓は全て出すと川であらい、肉はシートが敷かれたところへ移動し解体されていきます

 

 

豚のちょうど首のあたりを輪切りにすると、お皿にのせさらにチャナンもその上に。
舌・各内臓をちょっとずつ混ぜてみじん切りにしたものもバナナの葉にのせます。

一番偉いっぽいおじいちゃんがお祈りをはじめました。

 

このお祈りが終わるとまた解体を再開させます。

この工程を小さな子どもも一緒に見て、一緒に手伝います。
おじいちゃんからやり方を教わり若者が経験して覚えていく。そんな風にこの伝統は続いているのかなぁと感じました。
日本ではこのような豚肉になるまの工程を見る機会はほとんどないし自分たちで豚をしめるなんて! と思ってしまいがちですが、ここではこれが当たり前のことなんです。

神に捧げる生贄として、そしてお祝い料理として人々の口に入ります。
普段食べている食事でも、大切な命をいただいているということは意識していますが、こんな風に
命ある豚が豚肉になっていく経過を目の当たりにすることで、さらに深い感謝の気持ちを抱かずにはいられませんでした。
そして、インドネシアではイスラム教が90%近くいるのにも関わらず、ここバリ島では豚肉をお祝い事や儀礼で用いられるということに、まさしく独自の宗教・文化を持っていることを感じずにはいられませんでした。

今日はここまででしたが、明日マレーさんのお家に遊びに行ってもいい!とのことなので、引き続き
ガルンガン準備を体験させてもらえそうです。

たまたま道端で出会っただけなのに、とても優しい人たちです。

今日バイクで道を通る中で、豚の悲鳴・そしてポトン・バビを何度も目にしました。
ガルンガン2日前はいつも豚何千?!何万?!の命が神様に捧げられているのです。

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