ダハブからカイロへ戻り、いよいよエジプトの旅も残りわずかになってきたある日。
宿にいる人たちでピラミッドを見に行くという。
先日入り口まで行ってまだ中には入ったことがない私たち
やっぱり、せっかくエジプトにいるんだし、一生に一度は行ってみてもいいんじゃないか?と
2度目のピラミッド訪問。
ピラミッドを見に行くのならば、なるべく午前中からがいい。
前回は昼過ぎに行ってしまって、16時に閉まってしまうのでゆっくりと時間が取れなかったというのもあるが、
日差しを遮るものがないピラミッドの周りは、午前中の涼しい時間に周るほうがいいというのもある。
今回は行き方が分かっているで比較的スムーズに行くことができた。
持ち金もなく二の足を踏んで先に進めなかったエントランス、意を決して、入場。
入場料:80ポンド(国際学生証の提示で40ポンド:有効期限切れにはご注意を!)
入場時間:8:00 – 16:00
※チェックしてもらった半券は、失くさないように!時々、半券のチェックが入る時があります。
ちなみに、入り口はスフィンクス側の入り口の他、クフ王側にも入り口があります。
こちらで、各種ピラミッドの内部へ入るチケットが購入できる。
ピラミッドの守護神、スフィンクス
入り口のゲートをくぐり見えてくるのは、
スフィンクス!!
歴史の教科書で、テレビで見たあのスフィンクスがいま目の前に!
このスフィンクスの像、お土産や博物館で見れるスフィンクスと少し違うのがお分かりだろうか?
実は鼻と顎ヒゲが削れてなくなっているんです。
鼻はかつてナポレオンが来た際に削り取ってしまったとの俗説がる。(物売りの人の話しでは)
また顎ヒゲは崩落してしまい、その破片はカイロの博物館とイギリスに保管されているという。
さて、ここでは「おもしろ写真を撮る」のが定番らしい?
キス写真や手のひらに乗せた写真、ジャンプ写真などなど。
ここでウロウロしている少年は撮影のプロ。
もっともいいポジション、立ち位置を教えてくれる。
だが、いくらノーチップと言っても、一度シャッターを切らせたらもう遅い。
次々の少年カメラマンの指示の下、いろいろなポーズを取らされる。(でもこれがいい感じに撮れるんです。)
で、最後にお金を請求するというようなもの。
お金を払わないと、さっき撮った写真を消せ消せとしつこく付き纏ってくるので、お金を払うか、最初から相手にしないほうがベター。
クフ王のピラミッド
三つのピラミッドの内、右側にある最も大きなピラミッドが、
”クフ王のピラミッド”
近くで見ると本当に大きな岩が果てしなく上まで積まれている。
写真を見ていただくと、一個一個はかなりの大きさになっているのがお分かりだろうか?
これを作った人たちはどんな思いで、こんな暑いところで毎日、毎日、石を運んだのだろうと思うと。。
絶対にやりたくない仕事だ。
このピラミッド達は内部の見学もできる。
入場:200ポンド(学生:100ポンド)
中に入るだけで、200ポンド!
た、高すぎる。
一度は入ってみたいと思う気もするが、ちょっと金額が。。。
というわけで、入り口まで。
わずか数段の段差を登っただけでも、かなり世界が変わる。
目の前にはカイロ市内の風景が、今立っている場所が砂漠地帯とは思えないほど建物と緑に囲まれている。
今では登ることが禁止されているが、頂上は一体どんな景色が見られるのだろう。
そして、ここにもおります。
”物売りの集団”
ピラミッドでは置物類が、ただいま絶賛大人気中。
木製から、砂を固めたものなどを売りに出している。
いらない、いらないと断っていると、一人の男性が近づいてきて
オレは日本人が好きだから、これはプレゼントだ!
と、ミニチュアスフィンクスを勝手に押し付けてくる。
お金はいらない、エジプトの思い出にしてくれと強引に。
そんなの本当に荷物になるしいらないと断っても、一歩も引かない。
根負けして、じゃあタダだし貰うよと言うと
今度は、これがあればいつでもエジプトを思い出すことができるな!
俺も君を思い出すために何かくれないか!と
やっぱり来たかぁ
もぅ返すと言っても受け取らないので、何か渡せるものはないかと鞄を見てみると、
昨日買った「スニッカーズ」が出てきた。
ちょっと溶けてるけど、まぁいいかと、これで交換だと強引に押し付ける。
そうしたら彼はこれもいいけど、これは食べたら無くてってしまう。
なくならないものがいい。
そう、例えば日本のコインかなんか。
どんだけ、厚かましいのか。
あいにくオーストラリアにいたから、日本のコインは持っていない。
残っていたオーストラリアコインを渡す。
とりあえず、それで納得はしてくれたそうだ。
最後は満面の笑みで写真を撮らせてくれた。
さて、ここまででかなりゆっくりペースで回ってきたので、そろそろもうピラミッドは良いかなと思い始めてきた。
ここからはサクサクと回っていきます。
カフラー王、メンカウラー王のピラミッド
次に訪れたのは、中央に位置する最も美しいピラミッドと言われている。
”カフラー王のピラミッド”
このピラミッドは頂上部分に化粧岩が今なを残っており、
建設された当時のピラミッドが今のような階段状にボコボコしているのではなく、
キレイな化粧が施されてたと思うと、いったい当時はどんなにキレイなピラミッドだったのだろうかと、想像を掻き立てられる。
こちらは残念ながら今は内部の見学はできなくなっていた。
カフラー王のピラミッドからさらに奥へ歩くと見えてくる。
”メンカウラー王のピラミッド”
3大ピラミッドの中では一番小さなピラミッド。
このピラミッド正面からは見えなかったが、ピラミッドの真ん中に大きな穴がぽっかりと空いている。
この穴、かつてピラミッドを破壊しようと試みた後だとか、何というバチあたりな事を。
ここでも、物売りのしつこい客引き。
もっと近くでスフィンクスが見たい!!
もぅ、かれこれ入場してから4時間以上が経過。
陽もとっくに昼を過ぎ、そろそろ体力の限界。
ピラミッドも堪能したし、もういいかと思い始めた頃。
最初に訪れたスフィンクスをもっと間近に見に行けるのではないかと、近づいてみることに。
当初私たちは、右側周りで移動してきたので、スフィンクスからは遠ざかってしまっていたが、
左側へ回ればスフィンクスの近くまで行くことができる神殿の入り口。
建物の入り口で入場券の半券を見せ中に入ることができる。
入ってすぐに、地面に深い穴なが開いている。
これは、日本のお賽銭のようなものらしい、なかにお金を入れて、お祈りすると願いが叶うとか?
さらに奥に進むと、石造りの支柱たち。
まるで映画の世界のよう。
石柱の奥を抜けると、目の前に、
スフィンクスの横顔が見えてきた!!!
先ほどは遠目からしかな眺めることができなかったが、やはり近くで見ると、細かい造形までしっかりと見ることができる。
せっかくのスフィンクスを間近で見られるチャンスだが、
私達はもぅ暑さで限界。。
ちょうど岩壁が影になっていたので、そこで少し休憩することに。
時より来る風が心地いい。
帰りも物売り達の猛攻をかいくぐりつつ、元のエントランスへ。
最後に、3大ピラミッドとスフィンクスを眺め、ピラミッド巡りは終了。
まとめ
エジプトと言えば「ピラミッド」と言うぐらい、超有名な観光スポット。
しかし近年エジプト自体の観光客が減少しているらしく、ここピラミッドの観光客も思いの外少なかった。
(そのためゆっくりとまわって写真など撮れたのだが)
また入場料も年々高くなってきているので、国際学生証を作っておくと良い。(南のルクソール神殿などでも、学生証があれば安く入れるので、元は十分取れると思います。)
あとは、、とにかく暑い!!
休憩スポットなどほとんど見当たらなかったので、炎天下の中歩き回るのはかなりしんどい。
できるだけ早い時間に訪れることと、帽子や水などは必須だろう。
また私たちは見ていないが、夕方からはピラミッドのライトアップもやっているので、時間のある方は一日たっぷり滞在してもいいかもしれない。
(但し、ピラミッドの外でも休憩できるスポットは少なく、目の前にあるKFCぐらいしか見当たらなかった。)
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