建物の屋根や壁など一面が青色に染まっている街として世界的にも有名なのは、モロッコにあるシャウエンがあげられるが、ここインドにも青の街が存在する。
それが、このジョードブルの街並みだ。
今回の旅の予定ではモロッコまでは行けそうにないので、ここで青の街を見ておきたい!
と思いジョードプルまでやってきた。
なぜ青く塗るのか?
ジョードプルの家々がなぜ青く塗られるのか?
その疑問は、メヘラーンガル砦を訪れた時にその解説があった。
それはカースト制度(身分制度)の起こり、上位階級であるバラモン(神官)が住む家が青く塗られ、そうでない人たちと区別するために塗られたと言われる。
また、殺虫効果があり、虫が寄り付かないのと、遮熱効果があり涼しくなる効果があるとも言われている。
ブルーシティーを探して街を歩く
メヘラーンガル砦から眺めた風景はまさに青の街。
綺麗な青色に塗られた屋根や壁の街並みがどこまでも続きとても綺麗だった。
そんな街並みをもっと近くで見てみたいと思い街中を散策。
街の中のあちらこちらに、ちらほらと青い壁の建物がある。
しかし、あの砦から見た景色を思わせる青一色に染まった家々になかなか巡り合わない。
それもそのはず、青に塗られているのは建物の上側と屋根部分が多く、街歩きの視点だとなかなか青い景色を見ることができない。
それでも、砦の西側の街並みは古くからある街らしく、
商店などのない住宅街にはちらほらと青色に染まった家々を見ることができた。
穏やかなジョードブルの街並み
インドに来てコルカタから入り、ブッダガヤー、バラナシ、アグーラ、ジャイプールと移動してきたが、ブッダガヤーを除いて、大きな街だったのでとにかく人と車が多かった。
それに比例して、車のクラクションがうるさく、行き交う人々もひつこい勧誘が多く、少々インドに疲れてきていた。
そんな中を経験しジョードブルに辿り着いた時、何かいままでの街の雰囲気と違うなと感じた。
確かに人はいるし車も通っているが、いままで纏わり付いてきた獲物を見る眼とは違い、ひつこい勧誘が少ない。(もちろん物売りや物乞いはやって来たりはあるが)
みんなにこやかに挨拶してくれたり、話をしてくれたりと、街の人がすごく親切。
街で出会った子供達。
その後ものすごい数の子供達に囲まれ、もみくちゃに。悪意があるのかないのか、近くの大人たちが助けてくれた。
サインをせがまれるPacoさん。まるで有名人にでもなったような人気っぷり
行き交う人々がとっても温かく、
今回のインドの旅の中で一番、好きな街だったかもしれない。
一つ、残念だったのは、散策したその日は運が悪く、地下水が氾濫。
なんと道路が沈水してしまっており、道が川のようになってしまって、川の中を歩いているようなもの。
思うように歩くことができず、それでも2時間ほど散策して断念。
もっと散策したかったな。
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